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まだ、遺跡を発掘して資料を集めている段階だ」
コーヒーを飲む音だけが空間に響く。
しばらくその音だけが二人の間に漂っていたが、
「……一つ聞くが、俺の相手は本当に新興の勢力なのか?どうして俺にこの件を回してきた?」
切り出したのはバーンハルトだ。コーヒーカップを静かに置く。
バーンハルトが聞いたのには訳がある。細菌を使用出来る程の力がある組織は今の時代ではクリムゾンの他には一つしかない。
「……それを、調査してもらいたいと言っている」
漆黒の視線はレジナスを一分の隙もなく観察している。
「……ディード様は、まだ、お前を信用なされていない」
バーンハルトはクリムゾンに唯一対抗する事が出来る敵対勢力レジスタンスの中心的メンバーの一人であった。にも関わらず入隊を許可されたのは、彼の実力の高さ、そしてレジナスがバーンハルトの父と親交のあった仲だったからだ。